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19R ニューホープ中編の沙希さんの見解で、実際には現在のアメリカにもセメントがめっぽう強い選手はたくさんいる)。「……もっとも、テレビ的な人気無いと、挑戦権すら回ってこないから、そういう意味では素晴らしいのかも知れないけどね。マイクアピールの一つも出来ないようじゃアメリカではトップになれないから。のし上がる為にあの二人は英語の勉強も必死にしたんだろうね」 と沙希さん。 実は私は、中学・高校の六年間、夏休みには毎年アメリカにホームステイしていたので、日常会話くらいなら全く問題なく出来る。実際、字幕を全く読まないで洋画を楽しめるくらいだから、私の英語力もかなりのものだろう。 じゃあ、私もアメリカではすぐトップになれるかな……、なんて身の程知らずな事を考える今日この頃。 海外のベルト奪取のニュースはスポーツ紙でもかなり大きく報じられた。そのためニューホープ関連の記事はかなり縮小されていた。 「なんなのよ、コレって! いま日本で試合してるのは私たちなのよ! 別枠で報じるのならともかく、なんでニューホープを小さくするのよ!」 という声が選手達の間から聞こえた。スポーツ新聞のプロレス面は、各団体につきこの大きさ、という風に紙面の割り振りがある程度決まっている。そのNJWP枠の大部分を海外の記事が占領して、端っこの方に申し訳程度にニューホープの試合結果だけを掲載していたのだ。一応海外のプロレスを扱う枠もあるのだから、紺野さんと水野さんがベルトを取ったニュースはそこに入れればいいのじゃないか、というのが、こういった声が上がった原因だ。ちなみにその日の海外枠には、日本では全く無名の外人選手の記事が載っていた。これじゃあ選手達の不満が爆発しても当然だろう。実際、自分の試合 |
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