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8R 道場パート2ずかしくないだけのものを見せてきた自信もあるよ。中谷と山神もそうなって欲しいし、そうなると信じてるよ」ただただ恐縮してしまう私だった。 「おあよーございまーすぅ……」 晶ちゃんが練習開始時間にかなり遅れて道場にやってきた。まだ半分目が寝ているし、服装もだらしない。 「おあよー、じゃないでしょ! デビューしてないとはいえあなたもNJWPの一員なんだからもう少しシャキッとなさい!」 沙希さんが晶ちゃんを叱り付けている。 「晶ちゃん、ウチはね、タダ飯を食わせるような慈善事業じゃないの! あんた、ここに来てからまともな練習した事無いの知ってんのよ! 今日は一人で歩けなくなるくらいになるまでスクワットだけやってもらうからね!」 晶ちゃんは「え〜」と言うが、その足元の床を竹刀で叩きつける沙希さんの目がマジだと解ると渋々スクワットを始めた。 「タルいなぁ。あたしが何したっていうの?」 「何も練習してないから怒ってんのよ! 何かしてたらここまで言わないわよ!」 この会話を聞いて思わず私達三人は吹き出した。 沙希さんは私達三人に近づくと 「愛ちゃん、悪いけど今日はあのバカ(晶ちゃん)に付き合うから、今日は中谷ちゃんと水野ちゃんに鍛 |
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