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最終章・後編
ミノルが読み終わったとき、手紙に水滴が落ちた。それが自分の涙だと気付いたミノルは、慌てて涙を拭く。
「星来、勝手に約束なんて言うなよ。泣きたくても泣けないじゃないか……。笑うしか……無いじゃないか……。死んじまってからも強引なヤツだな……」
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