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第六章

「つまり、この二人は男とか女とかそういうのは全く関係ない親友なんだ。同性相手にするような事はこの二人の間では全て許されるって訳。たとえ普通異性相手にはしないような事でもね」
 と星来は説明する。
「……そう思ってるのは直子だけだぞ」
 ミノルはボソッと呟くように言った。
「ま、とにかく上がって。汚いとこだけど」
 星来が言いながら例の彼女を部屋に上げる。
「おいおいおい」
「は〜い、お邪魔しまぁす」
「こらこらこら」

 憮然とした表情のミノルを無視して、二人はミノルが買い置きしていたスナック菓子を勝手に食べ散らかしながら楽しそうに話している。
「なんや喉渇いたわぁ」
「ああ、コイツの入れるコーヒー、結構美味しいんだ」
「そうなん? じゃ、お願いするわぁ」
 憮然としながらコーヒーを入れるミノル。


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