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第三章

「本当意地が悪いね。私はミノルのこと友達としては大好きだけど、そういうところは嫌いだな」
 ミノルは反論できない。
「星来ちゃんが怒る事を期待したんでしょ? でも、本当に嫌いな相手だったら他に女がいようと関係無いじゃない。星来ちゃんは自分はミノルのことを嫌いだという事にしているから、ぐっと堪えたんだと思うよ」
「本当に嫌いだから怒る必要無かったのかもしれないぞ」
「もう、本当に意地が悪いねぇ。あのね、あたしはミノルに星来ちゃんを好きになれとは言わない。でも、見守ってあげて欲しいの」
「俺、そろそろ寝たいんだけど」
「……解ったわ。おやすみ」









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