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第三話「学校へ行こう」『前』ピョン。 『左』 ピョン。 『前』 ピョン。 いかにもドラゴンの火炎攻撃を寸前のところでかわして、おまけに間合いまで詰めている、ように傍から見えるだろう。 ついにあたしのリーチが先生に届くところまで詰め寄った。 『よし、顔を張って』 先生の言葉どおり、あたしは平手で先生の横っ面を（軽く）ひっぱたいた。 先生はわざとらしく大きくのけぞり、おまけにテレパシーではなく肉声で 「ピギャ──！！」 と、叫んだ。……先生って演技派のドラゴンだな。そういえば先生の生の声って初めて聞いたぞ。 『このままボディーにラッシュ』 ボカボカボカ……。 『後ろ見せるから、追い討ちで背中にケリ』 ばきっ。 |
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