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第四章「真似すんな」「そっちこそ」 意見が初めて合ったことに逆に不快感を露わにする二人。しばらく言い合いを続けるが、ゲームセンターのドアの前で口論しても邪魔になるだけなので一緒に入店した。 二人が選んだゲームも同じだった。しばらくにらみ合ってから 「自分のぶんの金は出せよ」 「アンタこそ、私は絶対奢らないからね」 と、対戦する事に。しかし、元々二人ともゲームは好きなもの同士だったため、気付いたときにはお互い声を張り上げながら熱中していた。 「てめぇ、それ、反則だぞ!」 「引っかかった方が悪いんだよ~だ!」 「ちくしょう、もう一回だ!」 「私も勝ち逃げしたといわれたら嫌だから何回でも受けてたってやるよ」 「そういう偉そうな口聞けないようにしてやる!」 「出来るもんならやってみな」 しばらくこんな調子で続ける二人。戦跡は星来の大圧勝だった。ゲームが終わった時点で二人は同時に素に戻った。しばらく無言でにらみ合ってからどちらともなく店を後にする。 |
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