レッスル・コケティッシュ 参考文献
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■自伝・ノンフィクション等
前田日明の自伝。新日本プロレス〜UWFと経て、リングス旗揚げまでを綴ってます。ある意味レッスル・コケティッシュの原点とも言えるほど松丘に影響を与えました。スタン・ハンセンの自伝。彼が日本のプロレスに与えた影響は計り知れない。もちろんレッスル・コケティッシュも影響を受けています。
初代タイガーマスクの宿命のライバル、ダイナマイト・キッドの自伝。プロレスにおける好敵手とはこういうものだというお手本を松丘に教えてくれた偉大なレスラーです。
橋本真也へのインタビュー形式の本。引退を賭けた試合に敗れ、それから約半年姿を消した事等、追い詰められたプロレスラーの感情が赤裸々に語られている。上の本で、橋本真也を引退に追い込んだ小川直也の本(笑)。読み比べることでプロレスの奥深さがうかがえます。
この本は、正確にはトレーニング講座的な本なのですが、ジャンボ鶴田(故人)の生い立ちや、戦ってきたライバルなどの事にもかなり深く触れてるので、あえて「自伝」のコーナーに置きました。この本に書かれているトレーニング内容を自分なりに消化してレッスル・コケティッシュのトレーニングシーンに活用しようと思ってはいるものの、そういう場面がストーリー的にあまり無いのが残念(苦笑)。■プロレスの見方
ファンの立場からのプロレスの面白い見方を解説した本です。下で紹介している「プロレスの創り方」で作ったアングルを、ファンにはどのように映るかをこの本で研究してレッスル・コケティッシュは生まれました。あの名勝負はどうやって生まれたか。アングルで仕組まれた必然か、予想もしなかった偶然か。これまたレッスル・コケティッシュに影響与えまくりの本ですね〜。野望を持たないレスラーはいない。これを読むと、ただトップを狙うという事だけが野望ではないと気付かせてくれる。そう考えると、レッスル・コケティッシュでトップへの欲を全く見せない某選手もかなり深いのです。■暴露本等
新日本プロレスの元企画宣伝部長、永島勝司がアングルの作り方を詳しく説明しています(笑)。これであなたも立派なマッチメーカーだ!? 小説、レッスル・コケティッシュの“あの”事件もこの本無くして生まれませんでした。全てのプロレスファンに衝撃を与えた、元レフェリーの書いた暴露本。この本でファンを辞めた者の人数も計り知れないものがある。しかし「プロレスは八百長ではない。なぜならプロレスはショーだからだ」という理念はレッスル・コケティッシュの主人公の師匠にも通じる部分がある。この本を読んで、逆に自分の小説に自信を深めたものでした。
“プロレスラー”高田延彦の引退までの格闘人生を綴った本。上の本はレフェリーが書いたものだが、こちらは選手本人の本という事で、よりリアルに感じる。さすがにレッスル・コケティッシュもここまでは書けましぇん〜。
注:「自伝・ノンフィクション等」に分類するべき本かもしれませんがプロレスの裏の部分をこれでもかというほど暴露してる一面もあるのでこちらに紹介しました。
■コミックス
プロレスコミックに革命を起こした本とでもいいましょうか。過去のプロレス漫画は凶悪な悪役レスラーを正義のレスラーが倒すという勧善懲悪だったり、とても敵わないような強敵に努力と根性で挑むというスポ根だったり、ですが、そういうノリで読もうとしたら大変な目に遭います。プロレス漫画ではなくプロレスラー漫画だ、と考えたら、試合そのものよりそこにいたる人間模様を主題にしている(つもりの)レッスル・コケティッシュにも通じますね。
■CD
全くプロレスとは関係無いCDなのですが、あえて紹介します。なぜなら、プロレスとは関係なくとも、小説「レッスル・コケティッシュ」とは深〜い関係のあるCDだからです。小説読んでいただけたら解りますが、主人公の入場テーマソングがバナナラマのビーナスなのです。というわけで、このCDにはその曲「ビーナス」もしっかり収録されています。が、ビーナス以外の曲ももちろんオススメなので、よかったら聞いて欲しいです。
(注)価格は全て税込み。