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弐:鋼鉄の処女私はどこにでもいる普通のOLだった。いや、だと思っていた。 違うことと言えば小学校から短大までずっと女子校だった事で恋愛経験が無かった事だ。でもエッチな事に奥手という訳ではなく、かなりの耳年増だと思う。経験は無いけど知識だけならそのへんの女の子にも負けないつもり。本当は処女なんて早く捨てたいんだけど、どうも好きになれる男の人に巡りあえない事に少し焦りを感じる今日この頃。 今日も街でナンパされた。割と声を掛けられるので決してブスではない。自分で言うのもなんだけど結構いいセンいってると思う。でも、いかにも遊んでそうな人はお呼びじゃない。無視してやった。 ある日、支社の人が私の課に移動で配属された。顔はまあまあだけど性格が凄くいい。誰に対しても心配りが行き届いている。「本社では新人だから」と、頼んでもないのにお茶を入れてくれたりもする。 この人こそ私の理想だわ! 私は燃えた。 途中の経緯は省略して、私と彼は付き合うことになった。そしてついにその日が来た。 知識はあっても、やっぱり初めては緊張するし恥ずかしい。そんな私を彼は上手にリードしてくれた。そして、いよいよ……。 「痛っ!」 声を上げたのは“彼だった”。 え? なんで? 普通逆じゃない? 彼はあそこから血を流していた。 彼も初めてだったの? なんてそんな問題じゃない! 私は自分のあそこを触ってみた。 痛っ! 何これ? 見ると私のあそこの入口に鋼鉄製の剃刀がはまっていた。 そういえば昔、親が私の事を先天性の奇形だとか言っていたような…。 |
あとがき |